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MSRC

2019 年 10 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

2019 年 10 月 9 日 (日本時間)、マイクロソフトは以下のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムを公開しました。

  • Microsoft Windows
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge (EdgeHTML-based)
  • ChakraCore
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • SQL Server Management Studio
  • Open Source Software
  • Microsoft Dynamics 365
  • Windows Update Assistant

注: 10 月 17 日 (米国時間) に CVE-2019-1414 (Visual Studio Code) のセキュリティ情報が公開されました。

新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、既存の脆弱性情報 6 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに Win32/Trickbot に対する定義ファイルが追加されています

■ セキュリティ更新プログラム、セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • 2019 年 9 月 22 日 (米国時間) に定例外で公開した Internet Explorer に関する脆弱性 CVE-2019-1367 に対する修正は、今月の月例の累積的なセキュリティ更新プログラムにも含まれています。
  • 2019 年 9 月 23 日、または 10 月 3 日 (米国時間) に公開した、セキュリティ更新プログラム、Internet Explorer の累積的な更新プログラム、月例のロールアップを適用後に確認されていた、印刷に関する問題への修正は、今月の月例の累積的なセキュリティ更新プログラムにも含まれています。
  • セキュリティ アドバイザリ ADV190023 にて公開しています、LDAP 署名と LDAP チャネルバインディングに関するガイダンスを Japan Security Team Blog 上で公開しています。Active Directory 管理者は、LDAP 署名と LDAP チャネルバインディングが有効化された際の影響を事前にご確認ください。 https://msrc-blog.microsoft.com/2019/10/02/ldapbinding/

お客様はできるだけ早期に、今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用するようお願いします。

_■ _ 2019 _ 年 _ 10 _ 月のセキュリティ更新プログラム_

セキュリティの脆弱性および更新プログラムの情報を、CVE、KB 番号、製品、またはリリース日別に並べ替えたりフィルターをかけたりすることができます。

セキュリティ更新プログラム ガイド

各月のセキュリティ更新プログラムを絞り込むには、日付範囲に絞り込む月の第 2 火曜日を指定して検索してください。

なお、セキュリティ更新プログラム ガイド API を活用して、自社に特化したカスタム レポートを作成することができます。API の活用方法を紹介する 6 つのビデオ (API の情報 (GitHub)API へのアクセスHTML ファイルの出力Excel へのエクスポートCVE リストの取得KB リストの取得) を公開していますので、是非ご活用ください。


マイクロソフトは新たに確認した脆弱性について、下記の新しいセキュリティ更新プログラムを公開しました。

製品ファミリ 最大深刻度 最も大きな影響 関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ
Windows 10 v1903、v1809、v1803、v1709、v1703 緊急 リモートでコードが実行される Windows 10 v1903 セキュリティ更新プログラム: 4517389、Windows 10 v1809 セキュリティ更新プログラム: 4519338、Windows 10 v1803 セキュリティ更新プログラム: 4520008、Windows 10 v1709 セキュリティ更新プログラム: 4520004、Windows 10 v1703 セキュリティ更新プログラム: 4520010
Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Core インストール (2019、2016、v1903、v1803) 緊急 リモートでコードが実行される Windows Server v1903: 4517389、Windows Server 2019: 4519338、Windows Server 2016: 4519998、Windows Server v1803: 4520008
Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 緊急 リモートでコードが実行される Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1 マンスリー ロールアップ: 4520005、Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4519990、Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4519985、Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4520007、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 マンスリー ロールアップ: 4519976、Windows Server 2008 マンスリー ロールアップ: 4520002、Windows Server 2008 セキュリティのみ: 4520009
Internet Explorer 緊急 リモートでコードが実行される Internet Explorer の累積的な更新プログラム: 4519974。Internet Explorer の更新プログラムは、上記の Windows の更新プログラム パッケージにも含まれています。
Microsoft Office 関連のソフトウェア 重要 リモートでコードが実行される Microsoft Office 関連の更新プログラムに関連するサポート記事: 44841304484123448411244621764475558447555444755694475595
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア 重要 リモートでコードが実行される Microsoft SharePoint Server 2019: 4484110Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016: 4484111Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013: 4462215Microsoft SharePoint Foundation 2013: 44756084484122Microsoft SharePoint Foundation 2010: 4484131
SQL Server Management Studio 重要 情報漏えい 詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance
Microsoft Dynamics 365 重要 なりすまし 詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance
Open Enclave SDK 重要 情報漏えい 詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance
Azure App Service on Azure Stack 緊急 特権の昇格 詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance
Windows Update Assistant 重要 特権の昇格 詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance
Chakra Core 緊急 リモートでコードが実行される ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジンです。詳細については、https://github.com/Microsoft/ChakraCore/wiki を参照してください。詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance

■ 既存の脆弱性情報とセキュリティ アドバイザリの更新

  • CVE-2018-0952 (Diagnostic Hub Standard Collector) を更新しました。
  • CVE-2018-8599 (Diagnostic Hub Standard Collector) を更新しました。
  • CVE-2019-0727 (Diagnostic Hub Standard Collector) を更新しました。
  • CVE-2019-1232 (Diagnostic Hub Standard Collector) を更新しました。
  • CVE-2019-1192 (Browsers) を更新しました。
  • CVE-2019-1367 (Scripting Engine) を更新しました。

最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) は、アドバイザリ ADV990001 にてご確認ください。

次回のセキュリティ更新プログラムのリリースは、11 月 13 日 (日本時間) を予定しています。詳しくは、年間スケジュールを参照してください。


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