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2018 年 12 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

2018/12/20 更新: 新たに定例外で公開した Internet Explorer の脆弱性 CVE-2018-8653 の情報を追加しました。


2018 年 12 月 12 日 (日本時間)、マイクロソフトは以下のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムを公開しました。

  • Adobe Flash Player
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • ChakraCore
  • .NET Framework
  • Microsoft Dynamics NAV
  • Microsoft Exchange Server
  • Microsoft Visual Studio
  • Windows Azure Pack (WAP)

注: ADV1800031 の Adobe Flash Player のセキュリティ更新プログラムは、12 月 5 日 (米国時間) に定例外で公開されました。

新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、既存のセキュリティ アドバイザリ 1 件の更新、既存の脆弱性情報 2 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに Win32/ChChes、Win32/RedLeaves、Win32/RedPlug、Win32/RazerPitch、Win32/UpperCider に対する定義ファイルが追加されています。

なお、今月の Windows 用のセキュリティ更新プログラムで以下を含む問題が解決されています。

  • 11 月の月例で公開した、64 ビット版 Outlook 2010 のセキュリティ更新プログラムを適用後に確認されていた Outlook が起動できない問題に対する修正は、今月のセキュリティ更新プログラム 4461576 にも含まれています。詳細は、Outlook サポート チームのブログをご参照ください。

お客様はできるだけ早期に、今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用するようお願いします。

■ セキュリティ更新プログラム・セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • UAC が有効になっているサーバー上で、Exchange 向けの更新プログラムを標準モード (管理者権限ではなく) で手動でインストールした際に、いくつかのファイルが正しく更新されず、OWA や ECP が正常に動作しない可能性があります。管理者権限で更新プログラムをインストールすることをお勧めします。詳細は、サポート技術情報 4468741 をご参照ください。

■ 既存の脆弱性情報の更新 (2 件)

下記の脆弱性情報のセキュリティ更新プログラムの一部が再リリースされています。再リリースされたセキュリティ更新プログラムは既に適用済みのコンピューターにも再インストールする必要があります。詳細は、各セキュリティの脆弱性情報を参照してください。

Visual Studio 2015 Update 3 向けにセキュリティ更新プログラム 4469516 をリリースしました。この脆弱性から完全に保護するために、最新の更新プログラムをインストールすることをお勧めします。

検出ロジックのみの更新です。既に該当のセキュリティ更新プログラムを適用されているお客様は、追加のアクションは必要ありません。

_■ _ 2018 _ 年 _ 12 _ 月のセキュリティ更新プログラム_

セキュリティの脆弱性および更新プログラムの情報を、CVE、KB 番号、製品、またはリリース日別に並べ替えたりフィルターをかけたりすることができます。

セキュリティ更新プログラム ガイド

各月のセキュリティ更新プログラムを絞り込むには、日付範囲に絞り込む月の第 2 火曜日を指定して検索してください。

なお、セキュリティ更新プログラム ガイド API を活用して、自社に特化したカスタム レポートを作成することができます。API の活用方法を紹介する 6 つのビデオ (API の情報 (GitHub)API へのアクセスHTML ファイルの出力Excel へのエクスポートCVE リストの取得KB リストの取得) を公開していますので、是非ご活用ください。


マイクロソフトは新たに確認した脆弱性について、下記の新しいセキュリティ更新プログラムを公開しました。

製品ファミリ 最大深刻度 最も大きな影響 関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ
Windows 10 v1809v1803v1709v1703v160732 ビット版システム用 Windows 10x64 ベース システム用 Windows 10 (Edge を除く ) 緊急 リモートでコードが実行される Windows 10 v1809: 4471332Windows 10 v1803: 4471324Windows 10 v1709: 4471329Windows 10 v1703: 4471327Windows 10 v1607: 4471321Windows 10: 44713232018 年 12 月 20 日公開分:Windows 10 v1809: 4483235Windows 10 v1803: 4483234Windows 10 v1709: 4483232Windows 10 v1703: 4483230Windows 10 v1607: 4483229Windows 10: 4483228
Microsoft Edge 緊急 リモートでコードが実行される Microsoft Edge: 447132744713294471324447133244713214471323
Windows Server 2019Windows Server 2016Server Core インストール (20192016v1803v1709) 緊急 リモートでコードが実行される Windows Server 2019: 4471332Windows Server 2016: 44713212018 年 12 月 20 日公開分:Windows Server 2019: 4483235Windows Server 2016: 4483229
Windows 8.1Windows Server 2012 R2Windows Server 2012Windows 7Windows Server 2008 R2Windows Server 2008 緊急 リモートでコードが実行される Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ: 4471320Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4471322Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4471330Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4471326Windows 7 および Windows Server 2008 R2 マンスリー ロールアップ: 4471318Windows 7 および Windows Server 2008 R2 セキュリティのみ: 4471328Windows Server 2008 マンスリー ロールアップ: 4471325Windows Server 2008 セキュリティのみ: 4471319Windows RT 8.1 マンスリー ロールアップ: 4471320Windows RT 8.1 セキュリティのみ: 4471322注: Windows RT 8.1 の更新プログラムは Windows Update からのみ入手できます。
Internet Explorer 緊急 リモートでコードが実行される Internet Explorer 9 マンスリー ロールアップ: 4471325Internet Explorer 9 IE 累積的: 4470199Internet Explorer 10 マンスリー ロールアップ: 4471330Internet Explorer 10 IE 累積的: 4470199Internet Explorer 11 マンスリー ロールアップ: 44713204471318Internet Explorer 11 IE 累積的: 4470199Internet Explorer 11 セキュリティ更新プログラム: 4471323447132144713274471329447132444713322018 年 12 月 20 日公開分:Internet Explorer 9 IE 累積的: 4483187Internet Explorer 10 IE 累積的: 4483187Internet Explorer 11 IE 累積的: 4483187
Microsoft Office 関連のソフトウェア 重要 リモートでコードが実行される マンスリー セキュリティ更新プログラムのリリースの Microsoft Office に関連するサポート技術情報の記事の数は、CVE の数、および影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。Office の更新プログラムに関連するサポート技術情報は数件です。概要をお知らせする目的から、ここでは一部のみを掲載します。資料の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア 重要 リモートでコードが実行される Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア: 4461541446154944615804092472446154844614654461558
Microsoft Exchange Server 重要 改ざん Microsoft Exchange Server: 4468741
Microsoft .NET Framework 緊急 リモートでコードが実行される .NET Framework のセキュリティ更新プログラムのリリースに関連するサポート情報の記事数は、CVE の数と影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。今月リリースされる .NET Framework の更新プログラムに関連するサポート情報の記事は 20 件を超えます。概要をお知らせする目的から、ここでは一部のみを掲載します。
Microsoft Visual Studio 重要 特権の昇格 Microsoft Visual Studio: 4469516
Microsoft Dynamics NAV 重要 なりすまし Microsoft Dynamics NAV: 44792324479233
Windows Azure Pack 重要 リモートでコードが実行される Windows Azure Pack: 4480788
ChakraCore 緊急 リモートでコードが実行される ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジンです。詳細については、https://github.com/Microsoft/ChakraCore/wiki を参照してください。

最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) は、アドバイザリ ADV990001 にてご確認ください。

次回のセキュリティ更新プログラムのリリースは、2019 年 1 月 9 日 (日本時間) を予定しています。詳しくは、年間スケジュールを参照してください。


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