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2018 年 10 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

2018 年 10 月 10 日 (日本時間)、マイクロソフトは以下のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムを公開しました。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • ChakraCore
  • .NET Core
  • PowerShell Core
  • SQL Server Management Studio
  • Microsoft Exchange Server
  • Azure IoT Edge
  • Hub Device Client SDK for Azure IoT
  • Yammer Desktop App

新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、新規のセキュリティ アドバイザリ 1 件の公開、既存の脆弱性情報 1 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに Wemaeye、Wanascan、Wannamine、Lonit に対する定義ファイルが追加されています。

なお、今月の Windows 用のセキュリティ更新プログラムで以下を含む問題が解決されています。

  • 9 月の月例のセキュリティ更新プログラム適用後に確認されていた、仮想マシン上の NLB の問題や PFX 証明書の問題、また IKEv2 を使った VPN 接続に関する問題の修正は、 今月のセキュリティ更新プログラムに含まれています。

お客様はできるだけ早期に、今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用するようお願いします。

■ セキュリティ更新プログラム・セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • Windows Server 2016 向けのセキュリティ更新プログラム 4462917 を適用後に、Windows Server 2016 KMS ホスト上での Windows Server 2019 の KMS ホストキー (CSVLK) のインストールが正しく動作しない可能性があります。詳細は 4462917 をご参照ください。
  • UAC が有効になっているサーバー上で、Exchange 向けの更新プログラムを標準モード (管理者権限ではなく) で手動でインストールした際に、いくつかのファイルが正しく更新されず、OWA や ECP が正常に動作しない可能性があります。管理者権限で更新プログラムをインストールすることをお勧めします。詳細は、サポート技術情報 4459266 をご参照ください。

■ 既存の脆弱性情報の更新 (1 件)

下記の脆弱性情報のセキュリティ更新プログラムの一部が再リリースされています。再リリースされたセキュリティ更新プログラムは既に適用済みのコンピューターにも再インストールする必要があります。詳細は、各セキュリティ脆弱性情報を参照してください。

CVE-2010-3190 の脆弱性が Exchange Server のインストールに影響を与えるため Exchange Server 向けに情報を公開しました。Exchange Server 2016 CU11 (現時点では CU10 が最新) より前のバージョンの環境においては、MS11-025 で公開している Visual Studio の更新プログラム 2565063 を適用する必要があります。詳細は CVE-2010-3190 をご確認ください。

_■ _ 2018 _ 年 _ 10 _ 月のセキュリティ更新プログラム_

セキュリティの脆弱性および更新プログラムの情報を、CVE、KB 番号、製品、またはリリース日別に並べ替えたりフィルターをかけたりすることができます。

セキュリティ更新プログラム ガイド

各月のセキュリティ更新プログラムを絞り込むには、日付範囲に絞り込む月の第 2 火曜日を指定して検索してください。

なお、セキュリティ更新プログラム ガイド API を活用して、自社に特化したカスタム レポートを作成することができます。API の活用方法を紹介する 6 つのビデオ (API の情報 (GitHub)API へのアクセスHTML ファイルの出力Excel へのエクスポートCVE リストの取得KB リストの取得) を公開していますので、是非ご活用ください。


マイクロソフトは新たに確認した脆弱性について、下記の新しいセキュリティ更新プログラムを公開しました。

製品ファミリ 最大深刻度 最も大きな影響 関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ
Windows 10 のすべてのバージョン (Microsoft Edge を含まない) 緊急 リモートでコードが実行される Windows 10 v1809: 4464330、Windows 10 v1803: 4462919、Windows 10 v1709: 4462918、Windows 10 v1703: 4462937、Windows 10 v1607: 4462917、Windows 10: 4462922
Microsoft Edge 緊急 リモートでコードが実行される Microsoft Edge: 446433044629194462918446293744629174462922
Windows Server 2019Windows Server 2016Server Core インストール (2019、 2016v1803v1709) 緊急 リモートでコードが実行される Windows Server 2019: 4464330、Windows Server 2016: 4462917
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 緊急 リモートでコードが実行される Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ: 4462926Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4462941
Windows Server 2012 緊急 リモートでコードが実行される Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4462929Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4462931
Windows RT 8.1 緊急 リモートでコードが実行される Windows RT 8.1: 4462926注: Windows RT 8.1 の更新プログラムは Windows Update からのみ入手できます。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 緊急 リモートでコードが実行される Windows 7 および Windows Server 2008 R2 マンスリー ロールアップ: 4462923Windows 7 および Windows Server 2008 R2 セキュリティのみ: 4462915
Windows Server 2008 緊急 リモートでコードが実行される Windows Server 2008 の更新プログラムは、マンスリー ロールアップとセキュリティのみのパッケージで提供されるようになりました。Windows Server 2008 マンスリー ロールアップ: 4463097Windows Server 2008 セキュリティのみ: 4463104
Internet Explorer 緊急 リモートでコードが実行される Internet Explorer 11 マンスリー ロールアップ: 44629234462926Internet Explorer 11 IE 累積的: 4462949Internet Explorer 11 セキュリティ更新プログラム: 446433044629374462922446291944629184462917
Microsoft Office 関連のソフトウェア 重要 リモートでコードが実行される マンスリー セキュリティ更新プログラムのリリースの Microsoft Office に関連するサポート技術情報の記事の数は、CVE の数、および影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。Office の更新プログラムに関連するサポート技術情報は数件です。概要をお知らせする目的から、ここでは一部のみを掲載します。資料の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア 重要 特権の昇格 Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア: 446145044614474092481
Microsoft Exchange Server 重要 リモートでコードが実行される Microsoft Exchange Server: 44592662565063
SQL Server Management Studio 重要 情報漏えい Microsoft SQL Server の最新情報は https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/ で入手できます
ChakraCore 緊急 リモートでコードが実行される ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジンです。詳細については https://github.com/Microsoft/ChakraCore/wiki を参照してください。

次回のセキュリティ更新プログラムのリリースは、11 月 14 日 (日本時間) を予定しています。詳しくは、年間スケジュールを参照してください。

注: Yammer Desktop App の脆弱性 CVE-2018-8569 の更新プログラムは 10 月 19 日 (米国時間) に定例外で公開されました。


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