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2014 年 3 月のセキュリティ情報 (月例) - MS14-012 ~ MS14-016

2014 年 3 月 12 日 (日本時間)、マイクロソフトは計 5 件 (緊急 2 件、重要 3 件) の新規セキュリティ情報を公開しました。新規セキュリティ情報を公開すると共に、既存のセキュリティ アドバイザリ 2 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに確認した 2 種類のマルウェアに対応しています。

お客様はできるだけ早期に、今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用するようお願いします。企業のお客様で適用に優先付けが必要な場合は、MS14-012 (Internet Explorer) のセキュリティ更新プログラムを優先的に適用することを推奨いたします。この更新プログラムはマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2934088「Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される」で説明した脆弱性に対応したものです。

■ 既存のセキュリティ アドバイザリの更新 (2 件)

  • セキュリティ アドバイザリ 2934088「Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される」
    セキュリティ情報 MS14-012 (Internet Explorer) を公開し、本脆弱性に対処したセキュリティ更新プログラムを公開しました。

  • セキュリティ アドバイザリ 2755801「Internet Explorer 上の Adobe Flash Player の脆弱性に対応する更新プログラム」
    Adobe セキュリティ速報 APSB14-08 で説明している脆弱性を解決する更新プログラム 2938527 を公開しました。

    2014 3 月のセキュリティ情報一覧 各セキュリティ情報の概要、各脆弱性の悪用可能性指標 (Exploitability Index)、更新プログラムのダウンロード先などがご覧いただけます。
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms14-Mar

    マイクロソフトは新たに確認した脆弱性について、次の 5 件の新しいセキュリティ情報を公開しました。

セキュリティ情報 ID セキュリティ情報タイトル 最大深刻度 脆弱性の影響 再起動の必要性 影響を受けるソフトウェア
MS14-012 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2925418) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、 Windows Server 2008 R2、 Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows RT、 および Windows RT 8.1 上の Internet Explorer
MS14-013 Microsoft DirectShow の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2929961) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、 Windows Server 2008 R2、 Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2
MS14-014 Silverlight の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (2932677) 重要 セキュリティ機能のバイパス 再起動不要 Windows 用の Silverlight 5、および Mac 用の Silverlight 5
MS14-015 Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2930275) 重要 特権の昇格 要再起動 Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、 Windows Server 2008 R2、 Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows RT、および Windows RT 8.1
MS14-016 Security Account Manager Remote (SAMR) プロトコルの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (2934418) 重要 セキュリティ機能のバイパス 要再起動 Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2

■ 最新のセキュリティ情報を動画と音声でまとめて確認 マイクロソフト セキュリティ レスポンス チームが IT プロの皆さまに向けて、短時間で最新のセキュリティ更新プログラムの知りたいポイントを動画と音声でご紹介する今月のマイクロソフト ワンポイント セキュリティ情報は本日午後公開予定です。ご視聴いただくことで、最新のセキュリティ更新プログラムの適用優先度や再起動・回避策の有無、確認している既知の問題などをまとめて入手できます。Web キャスト公開後に、こちらのブログでもお知らせします。

■Windows XP と Office 2003 のサポート終了について

2014 年 4 月 8 日 (火) (米国時間) に Windows XP と Office 2003 のサポートが終了となります。Windows XP のサポート終了について Windows XP 上でポップアップでも通知される予定です (詳細はこちら)。ぜひ以下のセキュリティ リスクをご確認いただき、まだの方は移行をご検討ください。

  • Windows XP サポート終了後のセキュリティ~ マルウェア感染率が示すリスク

  • サポート終了後の Windows XP、マルウェア対策ソフトが動いていれば安心?

  • サポート終了後のセキュリティ~ネットに接続しなければ大丈夫?

  • サポート終了後のセキュリティ~危険なサイトにアクセスしなければ大丈夫?

  • サポート終了後のセキュリティ~重要な情報は保存していないから大丈夫 ?

  • Windows XP 上でなければ Office 2003 を使い続けても安全?


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