小野寺です。
株式会社インターネットイニシアティブ (IIJ) から、興味深いレポートが公開されました。
http://www.iij.ad.jp/development/iir/
ISP の視点で、顧客であるインターネット利用者を保護するために、インシデントにどの様に対応していったかがまとめられています。 攻撃を受けたサーバー側や全体的で概略的なレポートは今までも多くありましたが、ISP の立場で詳解されたレポートはあまり多くなく興味深い内容でした。
それにしても、ISP が回線や利用者を守っていくために、これ程までの労力(血と汗?)を費やしている事は知らない訳ではないつもりですが、レポートとして見てみると改めて驚かされます。
その中に、以下の様な記述があり、「やはり、そうなのかー」と思う反面、マイクロソフトからでは絶対に知る事ができない、回線を見守っている立場でしかわからない事象ですね。
IIJ では、この期間の 7 月初旬に、突発的な通信量の減少を観測しました。これは、7 月のマイクロソフトの OS アップデートで再起動を必要としたため、常時通信を行う P2P 型ファイル共有アプリケーション等を利用している端末において、通信が停止したためではないかと判断しています。