注: この内容は一般の方を対象とした記述にしています。
今日はセキュリティ基本対策 5 か条の第 3 条「アカウントやパスワードを管理する」についてご紹介します。
第 1 条 最新の状態で利用する 第 2 条 アクションセンターで PC のセキュリティやメンテナンス状況に問題がないかを確認する 第 3 条 アカウントやパスワードを管理する 第 4 条 暗号化を行う 第 5 条 バックアップの取得を設定する
ビデオでもご確認確認いただけます。
セキュリティ基本対策 5 か条 - 3. アカウントやパスワードを管理する [YouTube]
ひとりひとつのアカウント
ひとつのアカウントを複数の人で共有して利用するのではなく、ひとりひとりがアカウントを作成し利用することが重要です。アカウントを分けることで、同一 PC にログオンした場合でもそれぞれの作業スペースが分離するため、万が一、アカウントのパスワードを盗み取られた場合やウイルスに感染した場合でも、被害範囲を最小限に抑えることができます。またアカウントを共有利用していた場合、セキュリティ事故が発生した際に、実際には誰が作業を行ったのか、正規の作業であるのか、という判断を行うことができず、対処の遅れや被害の把握に支障をきたすことがあります。企業だけではなく、家庭内で家族が利用する共有の PC であっても、それぞれのアカウントを作り、PC を利用することをお勧めします。
パスワード
PC や Web サイトへログインする際に利用するパスワード含め、パスワードは英数字記号、大文字小文字を組み合わせ最低でも 8 桁以上の推測されにくいものを設定してください。複数のサービスで同じパスワードを使いまわさないようにします。また、以前に比べてパスワードのみの認証の安全性は低くなっています。最近では、よりセキュリティを高めるための方法として多要素認証や生体認証などが使用されています。アカウントの安全性を高めるために、サービスで追加の認証方法が提供されている場合はそれらを活用することをお勧めします。下記の関連サイトも併せてご覧ください。