小野寺です。
先日、セキュリティ アドバイザリ 967940を更新して、自動実行の動作を変更する更新プログラムの提供を開始したことをお知らせしました。
Windows 7 からは、CD-ROM や DVD などのメディア以外の USB メディア (Mass storage device 等) では、自動実行機能が働かないように動作仕様を変更しています。
この変更を Windows Vita, Windows XP, Windows Server 2003 にも反映させるための更新プログラムをサポート技術情報 971029から提供しています。
この変更により、USB メモリ等による自動実行は行われなくなりますが、USB メモリでの自動実行を期待するソフトウェア入りの USB メモリでは、手動でソフトウェアを実行する必要が出てくるかもしれません。また、USB を利用した Wireness LAN の自動設定機能なんかも影響をうけます。
この更新を利用する際には、互換性に十分、注意して適用する必要があります。
また、この更新は、あくまでも自動実行機能の動作を変更するためのもので、USB からのウイルス感染を防ぐものではありません。USB メモリを接続して、USB メモリ内の実行ファイル(ウイルス)をクリックして実行してしまえば、ウイルスに感染します。ウイルス対策ソフトも引き続き最新の状態で使うことを忘れずに